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アミロイド苔癬/斑状アミロイドーシスへの対処

アミロイド苔癬や斑状アミロイドーシスと言う言葉を聞かれたことはありますか?
お風呂に入ってナイロン製のたわしで擦ったり、アトピーの方がつい皮膚を掻いたりすることで皮膚が角質化する事で苔癬化したり、皮膚の真皮層にタンパク質のアミロイドが沈着することで皮膚に広範囲にシミのような色素沈着が伴う褐色斑が現れる症状がでるものです。
きっかけはちょっとした事ですが難治性の病気となり、根本的な治療法は解明されていないものになります。
病院でもステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬が処方され、治療方法を悩まれる方も多いのではないでしょうか。

杏林大学医学部付属病院と川崎医科大学附属病院との共同研究では汗腺や汗管から汗が漏れることによる炎症の開始や、疾患に対する従来の治療の問題点などを明らかにしています。
ヘパリン類似物質クリームを塗った上にラップで保護することでアミロイド苔癬の皮膚症状が改善されると言った事例になります。
アミロイド苔癬では液体窒素療法が有効な場合もあるとの見解もありますが医師によるアミロイド苔癬と斑状アミロイドーシスを誤った診断により、症状を悪化させる治療になる場合もあります。

漢方では皮膚が黒く苔癬化する症状を「瘀血(おけつ)」として、食事と睡眠時間、漢方薬に治療が行えるといった考えもあるようです。漢方は桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を使い、煎じて飲む生薬がより効果があると考えられています。
アミロイド苔癬と斑状アミロイドーシスは医師も見解が異なり、治療法も異なることをご存じでしょうか。
正確な判断には病院による皮膚生検(皮膚の病変部の一部または全部を採取し、顕微鏡で詳しく観察することで、皮膚疾患の診断を確定する検査)を受ける必要があります。
ご自身の思い込みによる治療は間違った選択をしていたり、治療の期間が長くなりストレスに感じる方も多いかと思いますのできちんと知識のある医師に診てもらう事をお勧めいたします。
アミロイド苔癬の治療法としては、岡山赤十字病院のレポートとして、「病理組織学的所見で、真皮乳頭部にアミロイド沈着を認め、臨床所見と併せてアミロイド苔癬と診断した。ステロイド外用をstorongestクラスにランクアップした上で光線療法とヘパリン類似物質外用を行ったところ、浸潤が平坦化するとともに瘙痒の改善を認め、ナローバンドUVB24回(最大0.8J/cm2),エキシマライト7回(最大0.5J/cm2)照射し皮疹はほぼ消退した。自験例はステロイド外用に加えて光線療法を主軸にヘパリン類似物質外用も併用し効果があった。」という事例があります。
エキシマライトは一般的な皮膚科の病院やクリニックでもお持ちの所は多くなっていると思いますのでお困りの方は病院にご相談されてみることをご検討ください。
斑状アミロイドーシスは真皮層にタンパク質が沈着している状態ですので漢方による皮膚の代謝を促進しての対応やエキシマライトによる光線治療では効果はないかもしれません。(あくまでも個人的な見解です)
斑状アミロイドーシスの治療には炭酸ガスレーザーで沈着した部分の皮膚を除去するのが最も有効な治療と思われます。皮膚のDNAレベルに記録されている場合、炭酸ガスレーザーで皮膚を除去し、再生してもその箇所の一部にアミロイドが再発する可能性はあるかもしれませんが、大部分は除去されれば元の綺麗な皮膚の状態に戻ります。
東京でしたら東京慈恵会医科大学附属病院のような皮膚科でレーザー治療を行われている大学病院、北陸エリアでしたら富山大学附属病院の清水先生にご相談されてみてはいかがでしょうか。
難治性の病気のため、対処方法に悩まれる方も多いかと思います。
あくまでも治療法の参考として、苦しんでいる方のお役に立てればと思い記事を投稿させていただきました。

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